谷川岳(たにがわだけ)とは…⁉︎
谷川岳(たにがわだけ)は、群馬県と新潟県の境界にある標高1,977mの日本百名山です。山岳名<ピーク>として、「谷川岳 <オキノ耳>」と記述されることもあります。地域によっては、「耳二つ」 とも呼ばれるようで、オキの耳、トマの耳という2つの耳を持った美しい双耳峰で、遠くの山からも比較的同座しやすい山です。 この山には、一の倉沢、マチガ沢などの岩場があり、その岩肌は、垂直、いやそれ以上に感じられ、難しいがゆえにクライマーの登高意欲を高め、そのため四季を問わずクライマーが訪れ、過去に800人を超す命を奪った「魔の山」としても有名ですが、実は世界で一番死者を出しているのが、この谷川岳だということまでは、あまり知られていません…
また付近には、関東で早くから滑ることが出来る天神平スキー場があり、このスキー場のリフト、ロープウェイが登山にも利用できます。この一帯は、天気が不安定なことで有名です。谷川岳付近だけ雲がかかり、その他は晴れるような場合も多々あるようです…
登山コース…
この山に登るのには、西黒尾根か天神尾根を一般登山家は利用します。 特に天神尾根はロープウェイを利用するので、初心者でも安心です…
- 天神尾根・谷川岳ロープウェイ山頂駅から2時間20分
- 西黒尾根・4時間
山頂…
山頂は、それほど広くなくゆっくりはしていられませんが、北関東の山々はじめ、遠く富士山までも見渡せる360度のパノラマが広がるでしょう…
危険度高く、悪名高い山ではありますが、その緊張感が登頂時の高揚を高めるのかもしれません…。私も学生時代に一度登頂したことがあるのですが、ずっと緊張や高揚していたことを今でも覚えています…
<推薦図書>
大きな話題を呼んだ山岳ライドムービー「八甲田 風と樹氷の山」に続き、OKAKEN CINEMAが、次に取り上げる山は「谷川岳」。谷川岳は、八甲田とは異なり、クローズした世界を描いているという。八甲田は、山はガイドもしっかりしてて、旅人にオープンな山という印象があるが、谷川岳は、危険な山ということもあり、山も人もクローズで、ローカルも限られた人しかいない。そのローカル達に密着し、山に挑むまでの数年間を追う。危険な山で滑る事を選んだローカル・ノリは、日々谷川岳と向き合う事で、変化していく山や雪の状況を敏感に感じ取る。そして長年ノリと共に滑り、互いに信頼関係を築いて来たノブとカジ。3人を頼りにして、谷川岳に滑るフィールドを求める新潟ローカルのシンジと群馬に住むマグン。クルーは、最高でもあり危険でもある谷川岳の斜面を滑り続ける。彼らはこの山で様々な経験をし、自らのスノーボードスキル・雪山での知識を高め、雪・天候・気温、全ての状態が整った3つ大斜面を狙う。山と呼吸を合わせ、信頼する仲間と心をひとつにして…。これは危険で美しい谷川岳と、ローカル達の今を映した真実の物語。谷川岳は、本作のタイトル通り雪崩の頻発する山。どの雪山でも滑るには、滑走技術が必要不可欠だが、その前に山岳ライディングでは、まず "心構え"・"知識"・"経験" の3つが必要である。自然の雪山に入り、もし何かが起こった場合、自分たちでその問題を解決しなければならない。雪山ではすべてが自己責任だからだ。谷川岳ではこの3つを、高いレベルで身につけていないと、自分と仲間の命を危険にさらすことになる。日本でも数ある"雪崩の山"のひとつである、谷川岳の撮影を通して、何処の場所でも何時の時代でも非常に重要な、"心構え"・"知識"・"経験" をテーマに制作されている。
書籍名:雪崩の山 谷川岳 選んだ者と選ばれた日 (OKAKEN CINEMA htsb0186) [DVD]
著者名:勝山 尚徳,大信 雄一,岡 健司