20年で何が一番変わったか…⁉︎
20年前、学生時代にワンダーフォーゲル部に入部をして登山を始めた…。サラリーマンになり登山と離れてからあっという間に15年という年月が経ってしまった…。15年ぶりに登山を再開するにあたって、一番の変化はなんだったかというと…
- 結婚し、息子が生まれて、環境が変わった…
- 二束三文で登山していた時代は、時間よりお金を優先していたが、逆点した…
- 様々な山道具・山グッズができ、便利になった…
15年も間が空くと、様々な観点から気づきがあるが、一番はこれである…↓
地図は買うものではなく、調べるものに変わった…
言わずもがなであるが、インターネット環境・スマートフォンの普及により、例え山であったとしても、ネット上に情報は溢れ、スマホ片手に即座に情報が得られるという変化が一番の衝撃である…。もちろんネットやスマホの便利さは重々承知の上だが、こと登山については、旧態依然の状態と思いきや…なのである…
ついでに言うと、今年はiPhoneが発売されて10年目に当たるらしいが、このスマホの存在が、地図業界に衝撃を与えたのは言うまでももないことなのだろう…
20年前は…⁉︎
スマホ世代の人にとっては、信じられないかもしれないが、20年前はどうしていたかというと…地図を買っていた。国土交通省が発行する25,000分の1の地図(いわゆる万図)や、昭文社が発売する地図(当時は「エアリアマップ」と呼んでいた…)を山行前に購入し、事前に読み込み、山中ではコンパスと地図から現在地をこまめに調べていた…
さらに、当時は携帯電話はあったものの、当然スマホのように地図を見れるような代物ではなく、さらには山中で電波が通じることが当時はもはや奇跡的であった為、非常時に備えて重い重い無線機を携帯していた…。アマチュア無線資格も取得したし、使い方を訓練すらしたものだ…
今は…⁉︎
改めて今の登山になると、インターネットでこれだけ情報が溢れているともはや地図を事前に買う必要などないのではないだろうか…。しかもスマホのように小さく軽く、そして地図・電話・コンパス・カメラの全ての機能をこの小さな箱に押し込めたスペシャルなギアは、山の常識を大いに覆したに違いない…
はたして今は高山でも電波が通じるのかな…⁉︎ とか、スマホ歩きは危険だし…⁉︎ とか様々な意見はあるのだろうが、やはりやはり便利な世の中になったものである…。地図は地図でいいものではあるけどね…
<推薦図書>
山歩きを楽しむための定番地図 『山と高原地図』は、40年以上のロングセラーを誇る、登山・ハイキング用の地図です。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、毎年改訂を加えて、全国約1500の山々を紹介。山歩きで重要な「目的地」と「現在地」の把握を助ける、必須アイテムです。
"毎年の実踏調査"で最新の情報を反映 『山と高原地図』は、事前のプランニングや実際の登山で役立つ「実用性」に徹底的にこだわっています。掲載する情報は、毎年実踏調査で確認し、常に最新の状況を反映させています。登山コースには目安となるコースタイムも掲載。さらに、山小屋や水場の位置、危険箇所や目印など、登山に必要な情報を漏れなく収録しています。
悪天候も考慮した"破れにくい紙" 地図の素材には、水にぬれても破れにくい耐水性紙を使用。また、インクの脱落防止のための「ニス引き加工」を施してあり、雨天でも問題なく広げることができます。