日帰り登山用ならこの2点…
前述記事「山用シャツを考える…⁉︎」でも言及したように、関東以南の2,000m級低山の夏山登山であれば、
- インナー
- ミドル
の2点があれば、十分であろう…。大前提は、どんな山であっても雨合羽・レインウェアは必須で、組み合わせれば、どんな天候であっても体温調節が可能だと考える…。ふまえて購入した山シャツがこちらの2点…↓
mont-bell(モンベル) WIC.T カリグラフィー山 ダークマラード
モンベル(mont-bell) クリマプラス100 アウタージャケット Men's
いずれもモンベルであるが、けしてモンベルのまわし者というわけではなく、家と会社の近くにモンベルショップがあり、利便性が高いが故だ…。あえて言うならば、モンベルは価格帯の割に品質高く、元々お金の無い学生でも気軽に登山を始められるよう高品質・低価格をモットーに始まったメーカーである為、登山初心者にはオススメであることは確かだ…
インナーの選び方…
まずインナーの選び方だが、速乾性と通気性に限る…。登山をしていると思っている以上に汗をかく…。そして登山に於いては、昼間と夜間の温度差が大きい…。そして山の上では何枚も何枚も着替えると荷物が嵩張る為、インナーは数日間は同じものを着るというのが一般的だ。私も過去11泊もの縦走登山をしたが、インナーは同じものを着用した。その為、熱がこもらないよう通気性がいいことと、すぐに乾くことが必須要件になってくる。この点で、綿はなかなか乾きづらく、場合によっては夜間も濡れたままだと山の中で風邪をひくなど体調を壊すことは致命的だ。そしてポリエステルなどは汗をかくと通気性に乏しく、ピッタリと肌にくっついてしまう為、控えた方がいい…。通気性がいいということは、何泊利用しても、臭くならないというのも利点だ…
モンベルだと、「ウィックロン」という速乾性・通気性に優れた素材を使った山用シャツが比較的安価で手に入る為、オススメである…
ミドルウェアの選び方…
ミドルウェアも通気性や速乾性が求められるが、それに加えて着脱のしやすさが重要だと考える…。そもそもミドルウェアの役割を考えると、温度調整の意味合いが強い。インナーだけでは肌寒い朝方や夕方、天候の悪い日などに活躍するのが、このミドルなのだ…
一般的には、襟がついた長袖のボタンシャツがポピュラーだと思うが、ラガーシャツや私が選んだチャック式のシャツなど様々な形式のミドルがある。やはりオススメしたいのは、着脱がしやすく、温度調整がしやすい形式のミドルだ。その点でいうと長袖ボタンシャツやチャック式をオススメしたい。ラガーシャツやトレーナー型のものだと、着脱はしやすいかもしれないが、ボタンの数やチャックにより温度調整ができるモノと比較すると分が悪い…。
その他選ぶとすれば、極力薄手のモノをオススメする。登山に於いては、嵩張るモノは極力避けるのが鉄則であり、フリースなども嵩張る為、私はオススメしない。薄手で暖かいウールや化学繊維など、とことん荷物を減らすことを追求した方がいい…
ご参考までに…
<推薦図書>
●徹底解剖!あの人の山道具(ホーボージュン/高橋庄太郎/山戸ユカ)
・テント泊のみんな
●長く手放せないのには理由がある(わが愛しき山道具)
・山小屋泊&日帰りのみんな
・読者の個性あふれるバックパック
・バックパックの基本テクニック・ティップス
・ガイドのみんな
・ショップのみんな
・メーカーのみんな