恵那山(えなさん)とは…⁉︎
恵那山(えなさん)は、標高2,191mの長野県と岐阜県の境界にある日本百名山です。周辺は「木曽山脈」の領域にあたり、岐阜県・中津川市の東南部と長野県・阿智村との県境にまたがるこの山は,天竜川と木曽川に挟まれた中央アルプス最南端の秀峰です。山容は、頂上台地を有す、どっしりとした山であり、各地の高山から眺めると、一度は登ってみたいと魅力に誘われる山と言えるでしょう…
登山コース…
登山コースは以下の4つです…
- 広河原登山道
2001年10月開通の比較的新しいルート、最短コースだが、登山口までの林道が通れないことがある… - 黒井沢登山道
ガイドブックにも紹介されることの多いポピュラーなコースだが、2000年9月から土砂崩れのため全面通行止となっている… - 神坂峠登山道
恵那山を見ながらの展望の良い稜線歩きコース。 - 前宮登山道
恵那山を代表し、信仰の道も言える歴史的な登山道。ウエストンも登った道…
山名の由来…
伝説によると、もともとの名前は「胞山」と記され、天照大神が生まれたときの胞衣(えな=胎児を包む膜)をこの山に納めたとされています。その胞衣が山名の由来ですが、恵那山と表記されるようになったのは江戸時代と言われています。山頂には恵那神社の奥宮本社、麓には前宮本社があり、それらの神社は「日本書紀」にまで遡り、日本武尊が東征の帰途、この恵那神社を参拝したと記録されています…
<推薦図書>
ふるさとの山々を網羅した、大好評の分県登山ガイドシリーズ『岐阜県の山』。 20年ぶりにパワーアップして完全リニューアル! シリーズ累計200万部突破の大人気「山」ガイド。地元や郷里、馴染みの深いエリアや現在お住まいの都道府県の山々を楽しむことができます。地図が大きくなり、情報もより充実。コースタイムは往路、復路の二通りを記載。体力度は共通のグレーディング算出方法で全国を統一しましたので、
よりわかり易く、より参照しやすくなりました。倍増した「チェックポイント」では、登下山口、分岐点などの重要ポイントを写真でご紹介。主要山岳については一筆書きでの1コースだけでなく、複数の登山道も網羅しています。魅力的な山頂展望写真も掲載しています。
【主な紹介山岳・コース】
乗鞍岳、丸黒山、五色ヶ原、白山、三峰岩・野谷荘司山、槍ヶ岳、南岳、奥丸山、奥穂高岳、西穂髙岳、焼岳、笠ヶ岳、錫杖岳、双六岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳、御嶽山、天蓋山、福地山、白木峰・小白木峰、観音山、籾糠山、猪臥山、流葉山、位山、船山、川上岳、萩原御前山、白草山、簗谷山、能郷白山、蠅帽子峠・蠅帽子嶺、冠山・金草岳、三周ヶ岳・三国岳、湧谷山・蕎麦粒山、小津権現山・花房山、妙法ヶ岳、鍋倉山、貝月山、御座峰(伊吹北尾根)、養老山、別山・銚子ヶ峰、大日ヶ岳・毘沙門岳、高賀三山、舟伏山、各務原アルプス、納子山、小秀山、奥三界岳、二ツ森山、恵那山、全52コース…
書籍名:分県登山ガイド 20 岐阜県の山
著者名:山と渓谷社