登山を始めよう…⁉︎

登山に関する知識・体験記・山道具の紹介・日本百名山の画像集です!



【日本百名山】常念岳(じょうねんだけ)

常念岳(じょうねんだけ)とは…⁉︎

常念岳(じょうねんだけ)は、長野県にある標高2,857mの日本百名山です。周辺は「常念山脈」の領域にあたり、北アルプスの南部にあって、松本平から望む常念山脈とも呼ばれる山脈の盟主です。山容はピラミダルで、松本方面、特に岩原あたりからの山容が素晴らしいと言われています。かのウォルター・ウェストン氏は、「ぺニン・アルプスの女王ワイスホルンを小さくしたような優美の三角形」と形容しています。(「日本アルプスの登山と探検」) 

 

登山コース…

直接山頂をめざすには、「一の沢」からのルートと「三俣」からのルートの2つの登路があります。「一の沢」からの方がポピュラーですが、「一の沢」から登り、「三俣」へ下りる。または、その逆も多いようです。 「一の沢」と「三俣」は、直線距離は近いのですが、ぐるりと回る為、タクシーでは、高額になります…。マイカー登山のときは要注意です…

 

山頂…

山頂には、祠と方位板とがあります。祠のある地点が、最高地点と思われますが、数人しか立てないくらい、狭いです。展望は、富士山までも見えるほど雄大、特に槍ヶ岳キレット穂高岳が作り出す稜線の姿は、素晴らしいものがあります…

 

ウォルター・ウェストン…

日本アルプスを愛し、世界に紹介したウォルター・ウェストン氏は、明治27年8月に常念岳に登頂しています。この山は、里から見えるため古くから登られているようですが、記録として残っている初登頂は、このときのもののようです。彼は、地元の案内人らと、岩原、一の沢を通り頂上を極めています。しかし、山頂には、すでに同行の案内人が昔作ったケルン、また祠の跡があったそうです。ウェストン氏は外国人第1登だと、その書「日本アルプスの登山と探検」で述べています。これを記念して、地元では、ウェストンの記念像があります…

 

山名…

日本の山の名前は、槍のようなので「槍ヶ岳」、南にあるから「南岳」、蝶の雪型が出来るので「蝶が岳」など、山容、位置、雪型に由来するものが多いです。古来「常念坊」と呼ばれていた常念岳は、それらの命名とは、少し違うようです。いくつかを拾うと…

 

  1. 雪形説:袈裟を着た坊さんの姿が残雪のなかに浮かび上がるところから…
  2. 八面大王説:坂上田村麻呂の「八面大王」征伐で、その手下の常念坊が逃げ込んだ山だから…
  3. その昔、常念周辺に自生していた質のいい材木を密猟しようとしていた者が、常念沢で野営をしていると、どこからともなく念仏が低い声で聞こえてきた。最初、気にも留めずに聞き流していたが、夜が更けても念仏は止まることを知らなかった。密猟者は、不気味に響くその念仏に、とうとう良心の呵責に耐えかね、この山には二度と近づかなかったと言う。地元でもこの話を伝え聞いて、ずっと、常に念仏が聞こえてくるということで、常念と呼ばれるようになった…
  4. 酒飲説:その昔、麓の堀金村では、年の暮れになると、山姥が、酒を買いに来た。山姥が持っている徳利は5合。これに「二升入れてくれ」「五升いれとくれ」と言った。5合徳利には、不思議にも2升・5升が入ってしまったと言う。この山姥を地元の人は、常念坊だろう、と言った…

 

諸説入り乱れてであるが、それだけ、昔から親しまれた山であることに間違さそうです。書物は、3.の説をとることが多いです…

 

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<推薦図書>

スポーツ青春漫画の名手・塀内夏子のデビュー作にして、山岳漫画の金字塔。不朽の感動作がヤマケイ文庫で復刻! 2人の少年の山に賭ける情熱や友情を軸に展開する青春山岳ドラマ。 やんちゃながら天才肌の南波恭介とまじめで優等生の佐野邦彦という正反対の性格の少年たちが、山やクライミングを通じてをお互いを信頼し、友情を深め、やがて憧れのヒマラヤの超高峰へと挑んでゆくというストーリー。荒削りながら、さわやかで力強い作画をベースに描かれる、主人公2人の山への熱い情熱と無二の友情、そして避けられない山での死……。涙なくしては読めない感動作、山漫画の名著です…

書籍名:おれたちの頂 復刻版 (ヤマケイ文庫)
著者名:塀内 夏子