登山を始めよう…⁉︎

登山に関する知識・体験記・山道具の紹介・日本百名山の画像集です!


【日本百名山】五竜岳(ごりゅうだけ)

五竜岳(ごりゅうだけ)とは…⁉︎

五竜岳(ごりゅうだけ)は、富山県と長野県の境界にある標高2,814mの日本百名山です。地図上での表記は、「五龍岳」が多いようですが、今では「五竜岳」の方が一般的なのかもしれません。周辺は「後立山」の領域にあたり、長野県と富山県の境、北アルプス後立山連峰のほぼ中央に位置し、北に唐松岳、南に鹿島槍ヶ岳、西に立山連峰、東に遠見尾根を従えています…。山容は、深田久弥の表現を借り、曰く「大地から生えたようにガッチリしていてビクとも動かない」「岩のコブだらけの筋骨隆々といった荒々しい男性的な山容」(日本百名山)。北隣にある唐松岳が女性的なだけに、ゴツゴツした岩肌をもつ五竜岳が男性的に見えるのかもしれません…。私個人的にも、日本で一番ゴツゴツとしていて、カッコイイというのが、印象です…

 

登山コース…

五竜岳へ直接登るには遠見尾根を経由するコースがあります。東山麓白馬村に「五竜とおみスキー場」があり、テレキャビンで山頂駅まで上がり、そこから、6時間ほどで山頂に届きます。他には、北の唐松岳ないし、南の鹿島槍ヶ岳からの縦走コースがポピュラーです…

 

山頂…

山頂は東西に細長く、大勢で休めるほどには広くありません。三角点は西側のピークにあり、360度の展望は、南に鹿島槍ヶ岳剣岳、遠く常念岳が見えます…

 

山名の由来…

この山には、春雪解けの頃、頂上の東面下に、御菱(五菱)(ごりょう)と呼ばれる雪形が出現します。戦国時代、信州は武田勢の支配下であったので、雪型が武田家紋章の「割菱(わりびし)」とそっくりなゆえに、割菱の頭または御菱(ごりょう)と呼んだそうです。後にそれが五竜に転訛していったというのが通説です…

 

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<推薦図書>

登山者ならば一度は観ておきたい、登山者だからこそ出会うことのできる究極の山の絶景を、全国から厳選して30景選出。その風景に出会うためのコースガイドを、掲載しています。雑誌『山と溪谷』に2013年から2014年にかけて連載されていた巻頭人気企画を再編集したものに、連載にはなかった6景・コースを加えています。四季折々にその山のベストシーズンに即して紹介しているので、季節ごとの登山計画に役立ちます…

【夏の絶景】
北海道大雪山・神遊びの庭のお花畑とトムラウシ山 /北アルプス・南岳から望む大キレット穂高連峰 /北アルプス・大喰岳直下から遠望する槍ヶ岳/北アルプス・白馬鑓ヶ岳から見る白馬連峰/北アルプス黒部五郎岳の圏谷/南アルプス・上河内岳から望む南アルプス/北アルプス・涸沢カールと奥穂高岳涸沢岳/

栃木県群馬県・前白根山から望む奥白根山/新潟県長野県・晩夏の苗場高層湿原

【秋の絶景】
北アルプス・双六台地から槍・穂高連峰/白山・大汝峰から望む剣ヶ峰と御前峰/北アルプス・池ノ平の紅葉と剱岳/四国山地・剣山直下から望む次郎笈/群馬県長野県・草すべりから見るカラマツの黄葉と浅間山/
北アルプス・焼岳から見る穂高連峰/北アルプス・剱御前から見る新雪剱岳/中央アルプス・中岳付近から見る新雪の宝剣岳西面/丹沢・塔ノ岳から見る秦野・小田原の夜景

【冬の絶景】
北海道大雪山・姿見の池から見る冬の旭岳/青森県八甲田山・八甲田樹氷原/北アルプス・小遠見山から鹿島槍ヶ岳五竜岳/福島県裏磐梯磐梯山北面/八ヶ岳阿弥陀岳から望む赤岳/群馬県・剣ヶ峰山から望む武尊山

【春の絶景】
尾瀬至仏山から望む尾瀬ヶ原と燧ヶ岳/群馬県・さくらの里から望む妙義山/飯豊連峰・石転び沢出合から望む大雪渓/秩父笛吹川東沢の名瀑・両門ノ滝/東京都・神津島天上山の裏砂漠/ 九州九重連山・山肌を彩るミヤマキリシマ

書籍名:日本の山 究極の絶景ガイド  一生に一度は歩いて訪れたい四季折々の「山の絶景」を収録!
著者名:西田 省三