登山を始めよう…⁉︎

登山に関する知識・体験記・山道具の紹介・日本百名山の画像集です!


ヘッドライトは何を選ぶ…⁉︎

大事な忘れ物…

一つ大切なものを忘れていました…。それがこのヘッドライトです。日帰り登山であっても、甘く思うなかれ…いつ、何時、何が起こるかわからないというのが山の常であり、恐ろしさであり…これを事前の準備でいかに担保するかが重要でして、レインウェア同様に使わない時には使わないが、やはり有事にはマストなグッズなのです…

 

定番のナショナル・ヘッドライト…

また大学時代の思い出話で恐縮ですが、20年前はそんなにヘッドライトの種類もなかったように記憶している…。定番はナショナルのヘッドライトで…↓、私が所属していたワンダーフォーゲル部では、ヘッドライトだけはお揃いで全く同じモノをしていた…

 

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特段決まりがあったわけでもないし、雨具や登山ウェアは、それぞれの好みの色や形を選んでいたにもかかわらず、ヘッドライトだけはこれ…

 

今、見返すとものすごくシンプルな作りで、光の強さを調整することも出来ず、ただ点けるか点けないかだけ…。デザインもシンプルで、なんのオシャレ感もない…

 

今のヘッドライトはオシャレ…

ところが、久々に山道具屋に行ってみて、ビックリ…。種類が豊富だし、デザインがどれもオシャレ…。まずLEDが前提だし、そもそもナショナルのヘッドライトが見当たらない…ナショナルブランドも無くなったので、当然か…)

 

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ヘッドライトを選ぶポイントは…⁉︎

前述の通り、ヘッドライトを選択した記憶のない私ではあるが、過去の経験則から選ぶポイントをご紹介すると、以下の3つをあげておく…

 

明るさ

当然ながら、夜道やテント・山小屋内で使うものだから、光の明るさが最重要事項だ…。登山においては、午後天候が変わりやすいことを見据え、早朝から行動することが多く、より安全に歩行するためには、一定の明るさが必要になる。この点で、ポイントになるのが明るさ・照度を表すルーメンという単位だ。20年ぶりに山道具屋でヘッドライトを選んでみてビックリしたのが、この照度が異常に技術革新していることだ…。まずLEDが前提になっていて、それだけでも照度が高い…。500ルーメンや1,000ルーメンを超える代物まで出ていて、1,000ルーメンを超えるものは、まるで車のヘッドライトのように明るく眩い…。じゃあ、明るければいいのかというと、そうとも言えないと私は思う。山道をそんなに明るいヘッドライトを光らせていると、対向者が眩しすぎて危険だし、テントの中でも眩しすぎて思わず目を背けることになるだろう…。一般の登山においては、そこまでの照度は必要なく、私が考える妥当なラインは、100〜200ルーメンほどが必要十分であり、適切と考えるのだ…。加えて、照度を切り替えられるヘッドライトも多く出ており、利用用途に応じて使うなど一定のニーズがあるのだろうが、個人的には切り替えて使う場面が、そんなにあるのだろうかと疑念がある…

 

ヘッドバンドの形状

明るさが最重要事項というのは変わらないが、上記の通り100〜200ルーメンのヘッドライトを選ぶと大抵の物は、その範囲に該当するので、絞りきれないというのが正直なところであろう…。で、その次に私がオススメしたいのが、ヘッドバンドの形状である…。上の画像でもお分かりの通り、ヘッドバンドの形状には大きく以下2つに分類される…

  1. バンドが輪になっており、頭の周囲で支える形状
  2. 1.に加えて頭の上部にもう一本バンドがあり、輪及び上部で支える形状

結論から言うと、1.の形状が私のオススメである。というのも、ヘッドライトと言いながらも、ヘッドライトを首にかけ利用する方が、実は歩行が安全だと考えるからだ。というのも、頭につけていると当然ながら視線にあわせて照らす方向が変わるのだが、視線と同じ方向が安全だと思いきや、むしろ道を照らさず様々な方向を照らしてしまうのだ…。であれば、むしろ首からかけ、あまり照らす方向が変わらず、道だけを一定照らす方が、安全であるというのが私の考えです…。あわせて、3つめのポイントとも重複するが、ヘッドライトが重いと、頭からズレたり、やはり疲れたりするので、首からかけた方が、安定的で疲れない点で是非とも推奨したいと考えています…

 

重さ

最後は、重さです。最近のヘッドライトは軽量化も計られており、どれも大差ないと言えますが、やはり軽いに越したことはない…。特に重さに差が出るのが、電池の数であり、多くは単三電池を利用する物が多いが、1本〜4本が選択の分かれ目と言っていい…。当然ながらオススメするのはより本数が少ない物で、4本のものと比較すると明るさよりも電池が長持ちするかが異なってくると言っていい…。実際は予備の電池も必需品であり、ザックに入れる総量としては変わらないが、頭や首にかかる負担は極力減らした方がいい為、2本〜3本の物をオススメする。実際は、LEDのヘッドライトであれば、2本以上あれば早々に電池が無くなる心配もなく、と考えると尚更2本〜3本がオススメである…

 

いかがでしたでしょうか…⁉︎ あくまで私の経験則ではあり、当然ながらデザインなどフィーリングで選ぶことも長く愛用する為には重要だと思いますので、一助として参考になれば幸いです…

 

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ちなみにですが、実際に私が選択したものはこちら…↓ 上記のポイントは押さえつつも最後は大好きなオレンジ色でデザインがシンプルで自分好みなモノを選択しています…

 

<推薦商品>

軽量かつベーシックなギズモの後継。照度も150ルーメンにアップ。操作がわかりやすく手元にあると安心なモデル…。上記、明るさ・ヘッドバンドの形状・重さの要件を兼ね揃え、シンプルなデザインとオレンジという色が気に入った…
・調整しやすいダブルアジャスターのヘッドバンド
・LEDは照度50%で点灯
・調光~消灯後、調光した明るさで点灯
・ディミング(増/減光)、ストロボ
・誤点灯を防ぐロックアウト機能
・IPX4(いかなる方向からの飛沫にも影響を受けない)
・単4アルカリ電池×3本付属

商品名:Black Diamond(ブラックダイヤモンド) アストロ
メーカー:BlackDiamond