登山を始めよう…⁉︎

登山に関する知識・体験記・山道具の紹介・日本百名山の画像集です!


丹沢・大山へ、本坂経由で登頂する…⁉︎

登山再開…⁉︎

40歳を機に、登山再開を宣言してから1年が経とうとしている。先日行った高尾山(記事「高尾山を1号路で登ってみた…」参照)の次は丹沢と決めてはいたが、行くと決めた日にかぎって天候が悪かったり、ぎっくり腰になってしまったり、そんなことしている間に、真夏を迎え行く気が萎えてしまったりと、なかなか行けずにいた…。これも、やっぱり歳なんだなぁと、渋々ながら年齢への自覚も芽生えてくる…。そんな私を見るに見かねた妻は、呆れ顔で「どうせ、やらないんでしょ」と冷たい台詞を並べ始めるのを聞くと、天邪鬼な私はついつい「行くよ」と意地を張る…。この丹沢に向かったのも、そんな妻の冷たい表情に加え、私の天邪鬼さがあいまって、ほぼ勢いでしかなかったが、結果的には良かったのかもしれない…

 

登山を始める…⁉︎
15年ぶりの登山…
山道具が無い…

 

丹沢・大山への日帰り登山…

言わずと知れた日本百名山の一つ・丹沢山だが、その山容は大きく、主峰・大山の他、多数の山が人気だ。その中でも今回は、まだまだ登山再開に向けた発展途上と位置づけ、日帰り登山を選択する。数時間で登れ、トレーニングがてら、一番適当なコースはどうかと考えた時に、主峰・大山へのハイキングコースを選んだ。ハイキングといっても、標高差は大きく、高尾山よりも険しいことは、過去の登頂からもわかっていたが、たかが丹沢だろ…という舐めた気分も拭えない…

 

f:id:nue0801:20180924234407p:image

 

高尾山を1号路で登ってみた…
【日本百名山】丹沢山(たんざわさん)

 

大山にはどのルートで向かう…⁉︎

さて大山への日帰り登山には、一般的に以下3つのルートがある。個人的にオススメなのは、ヤビツ峠からのピストンが、観光客は少なく、標高差も大きい為、トレーニングには最適だと考えるが、唯一の欠点は、秦野からのバスの本数が少なく、時間帯が制限される点である。なので、今回は最もポピュラーな「大山山頂周遊コース」から山頂へ向かい、山頂からヤビツ峠へ抜けるルートを選択した…

 

f:id:nue0801:20180924234422p:image

 

伊勢原駅からバスで大山ケーブルへ…

小田急伊勢原駅を降りると駅すぐ近くにバス停はある。大山登山を駅全体で推奨しているように、そこら中に誘導看板がある為、迷うことはないだろう…。4番のりばから、伊勢原駅を後にすると、バスに揺られること約30分で、バス停「大山ケーブル駅」に到着する…

 

f:id:nue0801:20180924234443j:image

 

バス停すぐ近くに、ケーブルカーの駅があると思いきや、そこから15分ほど「こま参道」を歩くことになる…

 

f:id:nue0801:20180924234459j:image

 

風情のある石の階段を歩き続けると、参道の両側には、観光を目的にした商店や飲食店、旅館が軒を連ねる。雰囲気は良く、ゆっくり見学したいところだが、皆登山が目当ての為、見向きもしていない…

 

f:id:nue0801:20180924234516j:image

 

意外にきつい階段を登りきると、ようやくケーブルカーの駅が見えてくる。歩けば40分かかるという「阿夫利神社」まで6分で着くという魅力はあるが、片道630円という金額はなかなかいいお値段だ…。今回はトレーニングも兼ねている為、ケーブルカーを使わず、山頂を目指すことにする…

 

f:id:nue0801:20180924234531j:image

 

阿夫利神社まで、ケーブルカーを使わず登頂する…

阿夫利神社までは、男坂と女坂のいずれかを選択するわけだが、名前から想像するに、男坂が急登で、女坂がなだらかなのだろう、男坂経由は30分、女坂経由は40分で阿夫利神社までかかるという。今回は、トレーニングで長く歩くことを目的にしていた為、女坂経由で登ることにする。男坂に行っていない為なんとも言えないが、この女坂もなかなかの急登だ…。この大山全般的に言えることでもあるのだが、かなり傾斜は高く、階段状に舗装はされているものの、一つ一つの階段石は大きく、のっけから膝に負担がのしかかる…

 

f:id:nue0801:20180924234546j:image

 

途中、20分ほど歩くと「大山寺」という神社もあるが、その急坂な階段を望むと、わざわざ向かう気が失せ、そのまま女坂を歩き続ける。「大山寺」からおおよそ20分登ると、ケーブルカーの終点でもある「阿夫利神社」に到着する。ここには、非常に登山客に親切な茶屋があり、何も食べなくても、冷たいお茶を出してくれるからありがたい…

 

f:id:nue0801:20180924234600j:image

 

阿夫利神社からは、普通の登山に…

阿夫利神社の脇から見える登山道は、まさに修行のような急坂な石階段が…。石階段を抜けると、そこから先は、もはや普通の登山だ。大きな石を綺麗に補整し、登山道にしてくれているが、一つ一つの石は大きく、一歩一歩が膝にくる。気軽に登れる戸言う印象からだろうか、スニーカーで登っている登山客?観光客?もよく目にしたが、阿夫利神社より先は、一般的な登山靴でもおかしくない。少なくとも軽登山靴でなければ、森林限界越えず、日の当たらない箇所も多い為、石・土・木の枝は湿りがちで、スニーカーでは、滑って歩きづらいだろう…。ソールのしっかりした登山靴が必須だと感じた…。登りはともかく、下りはきついだろう…

 

f:id:nue0801:20180924234615j:image

 

大山山頂は、特段何もなく…

阿夫利神社からは、同じような道が90分ほど続く。ほぼ単調な傾斜の道だが、急登の為、トレーニングにはちょうどいい。90分というコースタイムもちょうどよく、これ以上だとしんどいな…と感じた…。単調な登山道を歩くこと1時間半、大山山頂に到着する。山頂には小さな茶屋と幾つかの神社があるが、そのピークは狭く、観光客も多い為、あまり楽しめるものではない…。あいにくこの日も頂上付近はガスっており、何も見えず、なかなか残念なピークだ…。茶屋の看板には「振り返れば、富士山」と書いているので、晴れているときっと富士山が見えるのだろう…。距離的には大きく見えると思われ、それは見てみたいなと感じた…

 

f:id:nue0801:20180924234630j:image

 

ヤビツ峠へ下る…

頂上の手前10分ほどの所に、ヤビツ峠へのルートとの分岐がある。頂上から同じ道を戻り、分岐を抜けると、急に人数が少なくなる。やはりケーブルカーを使ったルートがポピュラーであり、ヤビツ峠へのルートはその100分の1しか人が通らないと言っても過言ではない…。その分歩きやすく、また道も本坂よりも木材で整備されていて歩きやすい。頂上ではガスっていたが、下りに入るとガスも取れ、下界が綺麗に見渡すことができる…

 

f:id:nue0801:20180924234642j:image

 

40分ほど歩くと、バス停のあるヤビツ峠に到着する。商店が一つだけある場所だが、自転車ツーリングのスポットなのか、駐車場があるからだろうか、ヤビツ峠付近には、ツーリングをしている人が数多く見える…。やはり残念なのは、バスの本数…。1時間に1本しかなく、1本も走っていない時間帯すらある…。私も到着してから、バスを待つこと40分…。特段何もない為、ただただバスを待つ…。そして電波が悪いのか、携帯もつながらない…

 

f:id:nue0801:20180924234655j:image

 

丹沢・大山の感想…

ほぼ20年ぶりに丹沢に登ってみた。20年前は、確か渋沢からの急登で、この時も丹沢を確か舐めていた記憶がある…。平たく言うと、都心からのアプローチも楽であり、観光客も多いことから、軽視しがちな山だが、けっして侮れない。むしろ身近にある為、頻繁にトレーニングに使ってもいいくらい急登な登りはなかなかだ。スニーカーで登るなどは言語道断…。個人的には軽登山靴でも心もとないと感じる…。色んなルートをためしてみたい…

 

さて、次はどこに行こうかな…

 

<今回の登山装備(9月)>

 

山道具が無い…
まず最初に買う山道具は…⁉︎
日帰り登山に必要な山道具は…⁉︎

 

<推薦図書>

関東の沢登り愛好者に馴染みの深い、丹沢の沢200ルートを記録的価値の高い遡行図と共に公開! 丹沢の沢に入渓するすべての沢ヤ必読の一冊。地形図上に情報を落とした詳細な遡行図は、記録として正確無比。巻末には地形図の準備の仕方などのノウハウも収録。高巻きに対する考え方やパーティをまとめるリーダーの役割なども紹介。初心者から上級者までを惹きつける、東京近郊の沢、超詳細ルートガイド。

紹介ルートの一部:
水無川水系前大沢・ヒゴの沢・新茅ノ沢・ソグラ沢・モミソ沢・ナガレの沢・戸沢右俣/左俣・源次郎沢・沖ノ源次郎沢・セドノ沢左俣/右俣・水無川本谷・木ノ又大日沢・金冷シ沢

※著者後藤真一氏は、丹沢のほぼすべての沢を遡行、記録的価値の高い美しい遡行図を描いた。遡行図のある224本の沢から、スカ沢を除いた200本を抽出、丹沢の沢のコンプリートガイド。丹沢の沢に入渓するすべての沢ヤ必読の一冊です…

書籍名:丹沢の谷200ルート 初心者から上級者までを惹きつける、東京近郊の沢、超詳細ルートガイド
著者名:後藤 真一