黒岳(くろだけ)とは…⁉︎
黒岳(くろだけ)は、富山県にある標高2,986mの日本百名山です。地図の表記は、「水晶岳(黒岳)」の方が多いようで、私自身も水晶岳の方が馴染みがあります。周辺から水晶の結晶が見つかることから水晶岳と呼ばれるようで、一般的には水晶岳のほうが、通りが良いと思われます。 周辺は「裏銀座」の領域にあたり、北アルプス中心部、裏銀座コースから西にチョットはずれた位置に黒岳はあり、日本百名山で一番アプローチが困難とも言われています…
登山コース…
登山コースは、裏銀座コースを縦走し、途中で分岐して登るのが一般的です。いずれにしろ、2泊3日以上の山行と体力が必要です。また、近くには、水晶小屋がありますが、北アルプスで最小の小屋とも言われています。このアプローチの困難さがかえって水晶岳に静寂をもたらし、人気があっても、高山植物が豊富で花と展望を満喫できます…
山頂…
山頂は南峰、北峰の二つに分かれていますが、南峰を山頂とするのが一般です。山頂からは、山、山、山の展望で、日本百名山の深田久弥は、「大ていの山は、その頂上から俯瞰すると、平野か、耕地か、煙の立つ谷か、何か人気臭いものを見出すが、黒岳からの眺めは全くそれを絶っている。四周すべて山である。」と展望を述べています…
<推薦図書>
登山者なら誰もが憧れる“3000mの峰”を歩くルートガイド。標高ランク国内第1位・富士山(3776m)、第2位・北岳(3193m)、第3位・奥穂高岳(3190m)、同・間ノ岳(3190m)など全国21座の3000m峰に加え、剱岳(2999m)、水晶岳(2978m)など“3000mに迫る、いつかは登りたい高峰”も紹介。『詳細ルートガイド』シリーズではおなじみの、ポイントが描きこまれた詳細な地図、写真上に示したルート線や山名など、登山適期や日の出・日の入時刻、花の時期などもわかる登山カレンダーなどももちろん掲載。山小屋情報や必要な登山装備などのコラムもあります。この夏こそ憧れの峰に立つために、ぜひ手にしていただきたい一冊です…